タウリンのダイエット効果や吸収率について

タウリンはダイエットにも効果あり

リポビタンDでお馴染みのタウリンですが、実はこれがダイエットに良いという、驚きの研究結果があります。

タウリンと肥満との関係が研究された発表によると、タウリンの欠乏が肥満を促進する悪循環を生み出すというのです。

実験の内容は、タウリンを添加した高脂肪食をマウスに与えて、3ヶ月間体重、体脂肪率、脂肪細胞サイズなどを調べたというもので、この結果タウリンの摂取量が多いマウスほど肥満が抑制されたというのです。

さらに、肥満のマウスにタウリンを投与したところ、なんと体脂肪が減少して肥満が改善したということで、タウリンが脂肪分解を促進しているそうなのです。この研究では、高脂肪食のネズミが太るのを防ぐというタウリンの量は、

マウスの体重の1グラムあたりタウリン3ミリグラムであることが発見されたそうです。

これを純粋に人間も同じだと考えることはできませんので、可能性としてありえるという内容ですが、将来的にはこの分野で研究が進むかもしれません。

とはいえダイエットには、適切な食事と運動が基本なのをお忘れなく。

タウリンの基本的な概要はこちらをご覧ください↓

タウリンの効果

 

タウリンの吸収は部位によって違う?

医薬品のタウリンが開発された時のデータでは摂取後1時間で体内に吸収され血中濃度がピークになり、その後どんどん減っていき7時間後には通常の生体内濃度に戻ってしまいます。これは、粉状のものを、1回2g空腹時に服用した場合です。

また、ラットへ口から投与した場合の実験結果では、投与した後3時間で投与量の約20%が肝臓に取り込まれ、腎臓には30分後に約7%が分布した後、どんどん減っていったそうです。

さらに、心臓や骨格筋などは日を追って徐々に増えるものの、脳・脊髄系にはほとんど取り込まれなかったということです。

あくまでラットの実験なので人間の体を同じと考えることはできませんが、実験結果から、どうやら肝臓にはすぐに吸収され即効性がありますが、心臓や筋肉ではじわじわ吸収されるので、もう少し長い時間が必要ということになります。

また、脳や脊髄系にはほとんど吸収されていません。

脳にタウリンが重要なのは事実ですが、外から摂取してもあまり効果はなさそうです。今後、新しい方法などが開発されると面白いですね。

 

タウリンとイノシトール

栄養ドリンクには、タウリンと並んでよく配合される成分にイノシトールがあります。イノシトールは栄養ドリンクをよく飲む人やそれに精通している人の間では抗脂肪肝ビタミンという名でもよく知られています。

人間のあらゆる細胞に存在していますが、特に神経細胞の膜に多く含まれていて、脳細胞に栄養を補給することで、神経機能を正常に保つための大切な働きをしていると考えられています。

タウリンでも同様に神経細胞に働きかけるという重要な役割を果たしているのですが、口からタウリンをとっても「どうやらあまり脳にはいかないらしい」というのが現時点での科学的な見解のようでした。

これはイノシトールも同様で、イノシトールを口から摂取しても脳の役割には影響は与えないと考えられています。

さらに、タウリンが体内で生成されるように、イノシトールも生きていく上で必要な量は通常の食生活をしていれば不足する心配はないと言われています。

それでも、脂肪肝が気になるなどの理由で、イノシトールを多く摂取したい場合は、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、すいかなどの食べ物がオススメです。

タウリンの効果・副作用

元気の源として有名なタウリン。リポビタンDのCMのお陰か、日本人でこの成分の名前を聞いたことがない人はまずいないといっていいでしょう。

さて、そんなタウリンはその働きには抑制性を司る神経伝達物質を増加させます。

これによってイライラや怒り・ストレスや興奮を鎮めて体を落ち着かせる作用があります。

この神経細胞やシナプスの膜を通るカルシウムイオンという物質をタウリンは調節しているので、タウリンが脳内にたくさんある人は脳がスッキリしていることが多いといわれています。

ただし、GABAなどと同じように、脳に重要働きをする成分であることは間違いないのですが、口から摂取したタウリンがそのまま脳に運ばれるかということはないようです。

一般的に、脳で重要な機能をもつ成分は脳内で生成されていて、もし食事などで取り込んだ成分がそのまま脳に移行したら脳はパニックを起こしてしまうそうです。

ただし、全く取り込まれないということも分かっておらず、卵コリンと一緒に脳に入っていくという説もあり、この点ではマヨネーズが理想的なようです。また、脳と同じく、タウリンは目の角膜や網膜に重要な成分なので、目薬などにもよく含まれています。

網膜にはタウリンを積極的に運ぶための物質も存在していることが分かっているので、目には積極的に運ばれるようです。

 

タウリンの副作用

タウリンは、副作用がなく安全だと言われていますが、物事は何でも中庸が大切です。

理論的に大丈夫だとされていても、極端に大量に投与して、副作用を調べた訳ではありませんので常識的な範囲内でとどめましょう。

どちらにせよ、多く摂取しても、尿から出ていってしまうので意味はありません。

医薬品として、承認された際に行われた安全性の実験では、成人が1回 1 gを 1 日 3 回食後に服用した場合の副作用としては、かなり少ないですが吐き気や下痢などの副作用が報告されています。

タウリンだけの副作用だけを考えると、このように非常に安全なものですが食品やサプリメントとして摂取する場合は、その他の成分も気にする必要が大いにあります。

一番気になるのは、コレステロールが多い食べ物を摂取しすぎること。

その他にも、例えばタウリンを心臓に届けるには牛乳と一緒に取ることが望ましい、と実践した場合牛乳を取りすぎるとカロリーがオーバーすることもありますので、そこだけは注意が必要ですね。

 

タウリンを多く含む食品

タウリンを食品から取る場合は、何を食べればよいかを検討してみましょう。

まず、100g中に含まれるタウリンが圧倒的に多いのは貝類です。サザエには1536mg、牡蠣では1130mg、ホタテには1006mgが含まれています。

人間の体重の0.1%がタウリンであることを考えると、これらの貝には体重の約1%以上がタウリンなので、かなりタウリンが必要な環境で生きているのでしょう。

これらの食材も低カロリーですが、それでもカロリーが気になるという人は、スルメイカを炙って、表面に出てきた白い粉を舐めると良いかもしれません(笑)。

実はこの粉にはタウリンが凝縮されているので、それなりの量は摂取できるとのことです。元気が出ずに食欲もあんまり・・・という人はやってみてもよいかもしれませんね。